連合、要求実現3.3集会を開催
ネット上でのライブ配信形式
3月3日、2020春季生活闘争の最初のヤマ場(3月10日~12日)に向け、連合の「2020春季生活闘争・政策制度 要求実現3.3デジタル集会」が開催されました。
本集会は新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、連合初の試みとして、インターネット上でのライブ配信としました。集会では、回答引き出しに向けた熱い決意表明、アピール採択が行われました。
・主催者代表あいさつ
冒頭、中央闘争委員長の神津連合会長は、今乗り越えるべき危機は2つあるとし、「1つ目は命と健康、そして日々の生活が脅かされる危機で、喫緊の課題は新型コロナウイルス感染拡大阻止である。小中高学校・特別支援学校の休校要請の中、働きながら子育てする家庭に多くの不安が生じているため、連合は働く者の声をとりまとめ、早急に政府要請等を展開していく」と述べました。
続いて「将来世代に確固たる日本を引き継いでいけるか」と2つ目の危機を投げかけ、「こうした状況だからこそ、賃上げをはじめとした労働条件改善、春季生活闘争の営みの重要性が増している。働く者の活力と人への投資がなければ日本の危機を乗り越えることはできない。何としても底上げ・底支え・格差是正を実現しよう」と強く訴えかけました。
・部門別共闘連絡会議代表者からの決意表明
5つの部門別共闘連絡会議の代表者がそれぞれ、「全力で今闘争を闘い抜く」ことを決意表明しました。
・アピール採択
中央闘争委員の渡辺JP労組書記次長が提起した「アピール案」を確認した後、中央闘争事務局長の相原連合事務局長が「日本は多くの困難に直面しているからこそ、2020春季生活闘争は大きな役割がある。私たちが先頭に立って、一つでも多くの希望の光をすべての働く者に届けたい」と述べ、発言者全員による「がんばろう」で集会を締めくくりました。